令和6年1月1日石川県能登地方で発生した地震に対し発災初日から6月25日迄延べ38名を現地に派遣し活動致しました。
発災当初は、現地との連絡も取れなく、どのような規模の災害が発生しているのか情報のない中での出動となりましたが、各隊員の知識と経験から輪島市内での活動が適切と判断し1月4日より輪島市を拠点に活動致しました。
当初のミッションは、DMATの医療活動ニーズの調査を主としていましたが、現場責任者の総合的判断により、避難所の運営支援へと方向転換をして現地活動に貢献しました。
(輪島市内の被害状況 2024/01/07)
【出動に至るまでの時系列】
2024年1月1日16時10分ごろ地震発生
16時11分全隊員に安否確認(同時に大規模地震自動待機指令発令)
16時15分出動可能隊員の確認
16時30分本部事務局内に災害対策本部を設置 情報収集を開始
16時32分第2次警戒態勢発令・幹部を招集
16時40分現地関係団体と被災状況の確認及び派遣場所の調整
17時35分 出動準備開始
21時30分 機動部隊が、現地に向け出動(活動場所未定・石川県方面に進出する)
1月2日 05時30分 石川県穴水町到着 地元住民等と避難所の確認作業実施
08時30分 地元消防と共に現地にて救助活動を開始
09時20分 第2次派遣隊の出動調整の開始
10時30分 第1次派遣隊は、珠洲市方面への進出を開始
20時00分 第2次派遣隊出動
20時30分 進出途中で地元関係者より要請のため避難所にてサポート活動を実施
22時30分 現地活動終了。野営場所にて次活動について調整
1月3日 04時30分 珠洲市へ向け出発
08時40分 珠洲市にて活動開始。
12時50分 第2次派遣隊現場到着
16時50分 第3次派遣隊の要請 人員調整
21時50分 現地活動終了 野営場所へ戻る
1月4日 05時40分 現地活動を開始
09時55分 現地調査班から輪島市内で活動要請との情報あり
20時30分 第3次派遣隊が、輪島市へ向け出動
1月5日 06時00分 第2次派遣隊は、現場待機
06時30分 第三次派遣隊は、穴水町進出中
13時20分 3次派遣隊と穴水総合病院付近
第3次派遣隊が要請された物資輸送を実施
15時00分 第3次派遣隊は、輪島市へ向け進出中
15時15分 現場指揮官より内陸部において携帯が使用できないためIP無線機の手配要請
16時20分 通信機器業者より至急手配する旨の回答あり
19時50分 第3次派遣隊輪島市に到着。 現地野営
1月6日 05時26分 最大震度5強の余震発生 安否確認 異常なし
07時00分 第3次派遣隊 輪島市内にて避難所運営をサポート及び被害状況調査を実際
10時00分 第3次派遣隊は、輪島市健康ふれあいセンターにて活動決定
15時00分 1次、2次派遣隊活動中断中
1月7日 08時00分 現場統括指揮隊長の判断により1次、2次派遣隊は、現地活動を終了 引上げ
第3次派遣隊は、輪島市健康ふれあいセンターにて避難所運営をサポート
17時00分 第3次派遣隊活動継続中
20時30分 本部長を含めた活動方針会議を実施
現在派遣中の隊員の体調を考慮し1月9日午前9時にて活動を一旦終了し引上げを決定
1月8日 08時00分 第3次派遣隊、輪島市健康ふれあいセンターにて避難所運営をサポート
1月9日 09時00分 第3次派遣隊 活動終了 現地引上げ
17時00分 輪島市内活動調整班より再度、支援活動の要請及び不足物資等の調達依頼有
17時50分 本部長を含めた幹部会議を実施。1月11日以降準備ができ次第派遣を決定
1月11日 23時00分 第4次派遣隊 輪島市に向け出動
1月12日 09時00分 第4次派遣隊現地到着 活動開始
協力企業様からの支援物資及び調達食料などを避難所へ提供
1月13日 08時00分 輪島市健康ふれあいセンターにて避難所運営サポート実施中
1月14日 08時00分 同施設にて活動継続中
14時00分 現地活動終了 現場引上げ
1月18日 再度出動要請有 派遣有無を調整
1月25日以降出動する方向で調整中
物資調達開始
1月25日 10時00分 出動準備開始するも現地の降雪情報があり出動を断念。
1月31日 17時00分 幹部会議を実施
2月1日~12日迄現地活動を行うことを決定
2月1日 20時00分 第5次派遣隊現地に向け出発
2月2日 06時25分 輪島市健康ふれあいセンターに到着し活動を開始
2月2日~10日迄現地活動を実施。
2月10日以降は、静岡県内において石川県と情報交換をしながら後方支援活動を実施いたしました。
ミーティング中
避難所にて雪かきを実施
日本財団様の支援事業を受けて現地活動を行いました
当法人は、日本財団様からの支援を受け本事業を実施いたしました。
日本財団様の支援金は、現地で活動するために必要な物品の購入物品の購入や支援物資等の購入に使用させていただきました。
タオルウォーマの購入
避難所内で手を洗ったりする際に活用され、避難者や運営スタッフに重宝されました。
布団乾燥機の購入
避難所内で使用する布団が、湿気等によりカビの発生が懸念されることから、布団乾燥機2台を購入し避難所へ貸し出しました。
IP無線機の購入
被災地域との連絡手段としてIP無線機を購入しました
携帯局6局 移動3局 可搬型基地局2局 計11台
IP無線機を導入することで広範に活動している各隊員に一斉伝達することが出来、余震が続く中での活動の安否確認手段や不足物資を本部に伝達するなど被災地域での情報通信手段に役立ちました。
ポータブル電源の購入
被災地は、電柱なども折れ電気が通っていませんでした。
発電機も検討しましたが、騒音などを考慮し太陽光で充電ができるポータブル電源購入携行し被災地へ向かいました
この電源は、私たちの無線機器の充電のほか避難所運営に関係する方々の電源として活用されました。
活動写真
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